Contemporary Art Laboratory Networkは、“NO BORDER” 時代に最適化された新たなプラットフォームの創造と構築を目標とします。

オンラインメディアの急速な発達と巨大資本に支えられたグローバル資本主義/Global Capitalism の台頭により、私たちの生活環境と社会状況は大きな転換期を迎えています。多くのビジネスや人と人とのコミュニケーションは、国境や人種の壁を越えて拡張を続け、ほんの10年前には想像もつかなかった規模とスピードでさまざまな境界線は曖昧となり “NO BORDER” な状況が浸透しつつあります。
アートマーケットを取り巻く環境もその例にもれず、さまざまなシーンで “NO BORDER” な状況が発生しつつあります。例えば、1960年代に台頭したアートカテゴリー「POP ART」は、美術表現の対象を商業的なモチーフに拡張したことでアーティストの表現の可能性が無限大に広がりました。 しかし、21世紀に入ってからはその状況が逆転。LOUIS VUITTONやChristian DIOR, UNIQLOなど、多くのファッションブランドやプロダクトがアート作品をデザインモチーフに取り入れてコレクションを発表するなどの逆転現象が日常化しています。 こうした “NO BORDER” な状況に最適化されたプラットフォームとして私たちは “Contemporary Art Laboratory Network” を設立しました。
国境や領域を超えて拡張する “NO BORDER” な状況に対して調査/解析を行い、Labのネットワークを強みにして、多様性に富んだプロジェクトやイベント及び企画展を通じて新たなアートマーケットの創造と構築を目標とします。

